人形 : 人形が最初に触れるもの。それはずばり、声だ。
お前は何だ、お前はどこに居る、どんな形をしている、どんな色、どんな顔、どんな…
矢継ぎ早に様々に問いかけられながら、ただただ必死に応えていく。
自分はこれだ、自分はここだ、こんな形で、こんな色、こんな顔、こんな…
人形がこの世に生れ落ちる為の対話はやがて、一つの音となって響き始める。
何か月もかけて乾燥させた桐の木を、研ぎ澄まされたノミの刀身が滑っていく音。
それが止むとき、対話は終わる。
それが止むとき、人形は初めて最初に触れた声の主の姿を見る…我々人形を生み出し、直す、
彼ら、人形師の姿を…
(ドンドンドン!ドンドンドン!)
人形師 : (寝起き)…何だ、こんな朝早くから…誰だ?
(ドンドンドン!)
人形師 : はいはいどちら様っ…ああ、依頼で。それにしても早朝からの飛び込みとは、大層お急ぎで…
まあ大体2、3か月くらい見てもらえれば…急げと言われても、ちゃんと直すのが仕事だ。
しかも、それだけ古いなら尚更…失礼…ああ、やっぱり。割れが入っている、ほらここ、こっちも…
これは裏から充て木をして彫り直…うん?これは…ああ、いや…よし、引き受けた。
人形師 : …もうこんな時間か…今日は結局引き渡しだけになってしまったな。
何だか久しぶりに、ノミばっかり砥いで…まあ、お陰で準備は万端だが。あとは…
あれの修理を引き受けたことか。まさかとは思うが…少しばかり、気の重い仕事になりそうだ…
人形 : …なら、何故引き受けた?
人形師 : 何故?決まっている、俺は人形師だ。壊れた人形があれば直すだけさ。
例えどんな名工の作品であろうが、その逆であろうが、
手間賃相応の仕事をこなすのが(何かに気付く)え…?
人形 : だったらそろそろ仕事を始めてくれないか、人形師。
人形師 : (唖然として)何だ…誰だ!?
人形 : ほう、やはりちゃんと聞こえているのか。これは重畳、久々に気概のある奴に当たったかな?
人形師 : お前…さっきの人形…いやまさか、そんな…
人形 : やれやれ。ではその「まさか」と「そんな」、ついでに「はずがない」、も捨てるが良い。
人形師 : …人形が、喋って?…そん(言いかけて口をつぐむ)っ、いや、これは…夢か?
人形 : 言われた通りにするあたり、素直なんだか馬鹿なのか。…おいちょっと、
その辺りに転がっている木片に頭をぶつけてみろ。
人形師 : (真顔で木片をぶつけて)がっ、痛い…
人形 : なるほど貴様は馬鹿なんだな。
人形師 : おい!誰が馬鹿だ!
人形 : 目が覚めたか、人形師殿。良ければ話を進めたいのだが?
人形師 : いいわけあるか…だがしかし、これは夢ではなく痛いほどに現実で、
喋っているのはどうしようもなく、お前で、間違いないらしい…
人形 : それが分かれば問題ない、では早速修理を始めてもらおうか。
人形師 : 待て待て、そもそも何故人形が喋っている!?、いや今修理と言ったか?修理と言うのは…
人形 : お前は人形師だろう。壊れた人形が目の前にあれば直す。それが例え、
何処の誰のどんな作品であろうとも…さあ早く、私を直してくれ。
義経 : おい、おい誰か、誰かおらんのか!…全くひどい霧だ、ただでさえ慣れぬ土地だと言うのに…
こうも白くては己の足元以外には何も見えん。皆難儀していなければ良いが…こうしている間にも、
敵はまた…む?人影?あれは…
地侍(狸) : 大将殿!大将殿!どちらにおられますか!大将殿!
義経 : あれは確か、道案内を頼んだ地侍…おおい、ここだ、ここだ!
地侍(狸) : おお大将殿!よくぞご無事で!申し訳ございません、この辺りの山は
いきなり深い霧が出ますゆえ、皆様相当慌てられたようで…
義経 : 其の方だけか?他の皆はどうした?
地侍(狸) : この少し先にあります小川の袂にて、あまり動かぬようにとお願いをしております。
何しろ、土地慣れしている私ですらこのように手こずる霧ですから…
義経 : そうか、揃って世話をかけるな。それにしても凄い霧だ、この地に暮らす者には難儀だろうな。
地侍(狸) : ええ、それはもう。別名、大狸の息吹とも呼ばれておりますこの霧には、皆難儀をしております。
義経 : 大狸の息吹とな。そう言われてみれば、この山深さと言い、
確かに狸にでも化かされそうな気がしてくる…
地侍(狸) : ええ、ええ、それはもう。何を隠そう、誰も彼もを化かしてしまう、天賦の才を持った
大狸がすぐ近くに住まっておると有名な場所でして、
もう地元の者なんぞは畏れ奉っておるわけでして…大将殿?
義経 : ああ、いや…いや、やはり…なあお主、さっきから気になっていたのだが…
地侍(狸) : は、何でございましょう?
義経 : その、後ろにつけた毛皮は何の装束だ?
地侍(狸) : 毛皮…?さて、何かの見間違いでしょう、この夏場にそんな暑苦しいものなんぞ…
義経 : では、これは何だ?(尻尾を掴む)
地侍(狸) : うわっ!(狸に戻る)ちょっと、急に掴まんとって!…もお、ほれ尻尾じゃって、尻尾。
あんた狸の尻尾や見たことないんで?ほなけんたって急に掴まれたら狸やっておぶけるけん…
うん?大将はん?どしたんよ、固まっとんで。狸ってほんなに珍しいんで?
ほなけどあんたの育った山やら田舎やらにも狸くらいおったんちゃうん?
義経 : …も、戻れ?と言うか、も、戻れる、か?さっきの、やつに…
地侍(狸) : 戻るん?ああ、さっきの人間?地侍?に?
義経 : そう、それ、地侍、人間、さっきのやつ。俺が知ってるやつ…
地侍(狸) : ほなもっぺん。よいせっ…(咳払いで人間になる)はい、地侍。これで良いですか。
しかしまさか、大将殿が狸を見たことが無いとは…
義経 : いや狸じゃなくて、喋り方が…喋りがな…いや狸も狸で驚いたはずなんだが、なんせ色々上回って…
地侍(狸) : 何をぶつぶつ言ってるんです?さっきは驚きましたよ、いきなり尻尾を掴んだりして。
狸の尻尾は急所なんです、だから…って、聞いてます?
義経 : えい!(掴む)
地侍(狸) : (狸に戻る)うわあっっ!もお、ほなけん何なん、急なんはおぶけるって言よんのにいっ!
もうちょい優しいにしてっちょんでだ、ほんまにもう…ほなけんど大将はん、あんたアレやなあ、
聞いとったんと何やちゃう感じやなあ。ほな、あれは?ほれ、何やっけ、あの山伏よ、
あんたの相棒やら部下やらのって…
義経 : 待て待て待て!そのまま話を進めるな!
地侍(狸) : …また、戻れっちょんで?
義経 : お、おお、そう、ちょんだ、ちょん…ちょん?
語り手 : 時は江戸時代が末期!つまり天保か嘉永か安政か、四国阿波の国、津田浦の山深く!
その真っ暗い穴蔵を根城に構えるや、近隣各地を瞬く間に攻め落としては手中に、
いや、そのまあるい肉球に収めゆく、一匹の黒い大狸がおりました…
六右衛門 : 「…てめぇら、暴れろ」
語り手 : 限りのない残虐非道、悪逆無道、極めつけには情け容赦のない圧倒的武力!
立てば鬼夜叉、座れば明王、闘う姿は阿修羅が如し!
戦場でその姿を見たものは敵味方なく地面に這いつくばると言うので、
見上げた大狸はますます大狸だったと噂が噂を呼び込み拡がり!
やがては小さな島国をあっという間に埋め尽くし、引いては阿波のみならず、讃岐、伊予、土佐。
四国中の狸という狸が、これに平伏すことと相成ったのでございます…!
六右衛門 : 「…この俺が、四国狸総大将、津田浦の六右衛門だ。
まあ、仲良くやろうや…ふふ、はあーっはっはっはっはっは!はーっはっはっはっは!」
部下 : 「…ちょっと、大将、大将って…大将!」
六右衛門 : 「ぶふっ!ひ、ひーっ、ひゃっひゃっひゃっひゃっ!ひーっ」
部下 : 「…その笑い方、何とかなりませんかね。うちの大将は一体いつから狸やめて妖怪になったのやら」
六右衛門 : 「(陽気に)そりゃこっちが聞きてえな、妖怪どころか鬼夜叉に明王だってよ…この俺が?
ひゃっひゃっひゃっひゃ!あー、しんど…で何だ、どした。追加の酒は?」
部下 : 「ほんとにさっきと同じ狸ですか…酒は後です。あんた今日また突っ込んでったでしょう」
六右衛門 : 「ああ?だって戦だろ?そこに突っ込まねえ大将が何処にいるって…んなことより酒」
部下 : 「序盤の序盤から先頭に立って討ち入るなんざ大将の仕事じゃねえでしょうが!
守る方の身になってもらえませんかね」
六右衛門 : 「その守る方が目ぇきらっきらさせてよ、今日だって早々に「いざ!」ってなもんだ。
さすが、皆俺が信頼する立派な津田浦の猛者狸どもよ」
部下 : 「…ほら出た、それですよ。あなたのその言葉に浮かれて、どいつもこいつも尻尾振って
その背中にくっつきやがるったら…」
六右衛門 : 「俺たちゃ浮かれてナンボの性分だ、何せ狸だからな…手前だって、身に覚えがあんだろ?」
部下 : 「覚えてませんね、そんな昔のこと」
六右衛門 : 「浮かれて背中に張り付いてた頃が懐かしいねえ、おい。よっ!この説教幹部っ!」
部下 : 「幹部に説教されんで下さい。大体、戦が始まって早々に万一討ち死にでもされたら…」
語り手: ばさ、ばさ、ばさ。ばさ、ばさ、ばさ。
…おや、お客様だ。藍色の空、金の月に照らされる、ほの白い姿…絵になりますね。
初めてお見掛けしますが、渡り鳥の方ですか…しかしそれにしては、
確か鳥は夜目が利かないはずでは?
ばさ、ばさ、ばさ。
おやおや、せっかく来てあげたのに、ですって?そんなに私は寂しそうに見えましたか。
これでも真夜中、ひとりで物思いに耽っていたんですがね…ええ?何か話をしてくれ?
それはまた物好きな…私なんぞの話を聞いてどうするやら。だってそうでしょう。
日がな一日、ただじーっと半分地面に埋まっているだけの岩。
約250年間を過ごしてきたと言ったって、そもそも岩なんて皆そんなものか、それ以上か。
あなた方、生き物みたいに何年を生きたの何のと騒ぐこともない。
ばさ、ばさ、ばさ。
ええ?いいからさっさと話を始めろ?…ああもう、分かりましたよ、全くせっかちなお客様だ…
それじゃまずは自己紹介でもしますかね。
お留め石。その城に住まう主、殿の足を留めるが役割の石。何の為に足を留めるか?
それはもちろん、主の為に、使用人たちが心を尽くした庭木を見て頂く為。
私はそう呼ばれることにも、その役割にも、誇りと喜びを以て、毎日地中に半分埋まっていました。
その日は朝から騒がしく、何事かと思っていたら、城お抱えの庭師たちが何やら掘り返し始めます。
ははあ、また新入りか…私は少しうんざりする心持で眺めていました。
様々な花木に彩られる庭は確かに美しいが、新参者は居つくまでが大変なんです。
虫がつくわ、土が合わないわ、まず根付かないわ。
入ってきた5割、つまり半数は何らかの形で出ていくことになる。
ほら、今度はこの桜の木が…さく、ら…
一本の美しい木が植えられていくのを、私はぽかんと見上げていました。
未だ蕾すらつけない白く、か細い幹…こう言っては気恥ずかしいのですが、人間で言えば、きっと、
見惚れていた…そう、目を奪われたんです。
それから間もなく…殿に仕えていたはずの私は、すっかり幼い桜木の守役になっていました。
「…これ、そのようにやたらと枝を伸ばすものではない!全く、せっかちな奴だ…
そなたはまだ若く柔らかい、渡り鳥につつかれて傷でも入ってしまったら…聞きなさい。
今や阿波二十五万石大名であるこの蜂須賀家が城に植えられたからには、
それに相応しい振舞いを…また毛虫?いちいち見付けて騒ぐな、無駄に良い目をしているな。
若木なんだから仕方ないだろう。殿がお見えになるまでに庭師が…土が硬い?
ではほら、もう少し根を細かくしてみろ、この庭は水はけは悪くないはずだが…
うん?ああ、この甘い香りか?気に入ったか。これはかすていら、と言って、
先の十三代藩主斎裕(なりひろ)公が阿波入国の際、皆に振る舞ったのが始まりでな。
それ以来、今日のような城の祝い事には…これ、そうはしゃぐな、葉を茂らせるとますます毛虫が…
だからいちいち見付けるな、そう騒ぐなと言うのに!」
…万事が万事、この調子で…本当に落ち着きのない、せっかちで美しい桜木。
いつしかそれを立派な大樹に育て上げ、殿に私の上でそれを見て頂くことこそが、
自分の使命だと思うようになっていた気がします。
僕:響き渡る法螺貝。馬のいななき、地を駆ける蹄の音、そこら中で入り乱れる刃の音…
それら全てが、僕のいるこの場所を激しい戦場であると知らせてくる。
「はあ、はあ、はあ」
味方の軍はとうに散り散り、ただただ必死に、逃げ惑う自分。
今にも敵の矢が飛んでくるのではないか。今にも敵に追いつかれるのではないか。
今にも味方は全滅するのではないか…今にも自分は、息絶えるのではないか。
「はあ、はあ、はあ」
分かっている。
自分のような素人狸が、貸し出しの鎧を身に付けたところで、お侍には到底なれやしない、程遠い偽物だ。
分かっている。
自分のような偽物は、最後まで生き残れる可能性が少ない。
分かっている。
この戦場は、自分の場所ではない。だのに、この戦場には、
偽物の自分すら殺しにかかってくる敵が大勢いる。当たり前だ。
偽物の僕の手には、誰かを殺すための本物の槍がしっかりと握られているのだから。
「はあ、はあ、はあ」
ああ、分かっている。ここは、戦場…!
昨日までの雨は目の前の川を濁流に変え、今もごうごうと音を立てている。
その川を挟んで始まった合戦は、すぐに敵も味方も二手に分かれることになり、
僕のいる川のこちら側では極めて激しい白兵戦となった。
これが初陣となる僕は、気後れそのままにまんまと出遅れ、敵の誰かに槍を向ける間もなく…
「う、ぐうっ…っ!」
焼けるような熱さと、激しい痛みが右足に走り、思わず座り込む。お構いなしにどんどんぶつかってくる
誰かの足や身体…たまらず顔を上げたその時、砂埃に歪んだ僕の目に飛び込んだのは。
自分の足から冗談みたいに突き出ている弓矢の羽と…それ越しに、転がっている…あれは、いくつもの、
あれは…
「し、し、しかっ…う、うわあっ!!」
おびただしい数の、屍。
生まれて初めて、死が、この身のすぐ目の前に、転がっていた。
「うわあああっ!」
僕は自分の槍にしがみつき、必死に立ち上がり、片足を引きずりながら、無我夢中で走った。
ここでは生きている者は殺し合い、動かないものは屍だけ。生きる為に殺し、殺されない為に殺し、
それが出来ないものは動かなくなるだけ。ただ、それだけ…!
「はあっ、はあっ、はあっ…はあ…」
僕はとうとう力尽き、座り込んだ。
分かっていたけれど…ここは、戦場、なんだ…
金長:「しっかりしろ!まだ立てるな、乗れ!」
僕:次の瞬間、僕は、誰かに腕を掴まれ、引き上げられていた。
「あ…あな、たは…」
金長:「黙っていないと舌を噛むぞ!やあっ!」
僕:…気付いたら、僕は椅子に座っていた。
覚えているのは、昨夜確かにベッドに入ったこと。
ということは、僕は寝惚けたままこの椅子に座り、また居眠りをしていたらしい…
ああ、確かにひどく瞼が重い。…ここは何処だ…?
職員A:気が付いたようです。今は落ち着いているようです。
…聞こえますか?ゆっくりでいいので、ご自分のお名前を仰って下さい。
僕:名前?そんなものを訊かれるのはどれくらいぶりだろう。
仕方なく僕は、ゆっくりと、重い瞼を開きながら自分の名前を口にした。
私・僕:(顔を見合わせ同時に喋る)
「…ケイ。私(僕)の名前は、ケイ」
僕:ゆっくりと重い瞼を開いた私の目の前に、誰かが座っている。
そして不思議なことにその相手は、私と同時に、同じ名前を名乗った。…ような、気がする。
この、目の前にいる人は…誰?
職員B:ケイさん、大丈夫ですか。気分は悪くありませんか?ケイさん?
私:ケイ…この人も、ケイ?まさか。…ガラス?
その人は、大きなガラスの向こう側に座っていた。カーテンの隙間から差し込む光が反射して、
それは、まるで透きとおった水面のようにキラキラして見える。
眩しいキラキラの中で、彼が、こちらを見ている。
その眼差しに誘われるように、自然に、声がこぼれた。
僕・私:(顔を見合わせ同時に)
「…こんにちは、君(あなた)の名前も、ケイ…?」
僕:大きなガラス越しに、僕達は挨拶をした。キラキラと光るその表面は、
まるで透明な水面のようだった。
その中に閉じ込められているかのような、もう1人のケイ…その時、唐突に気付いた。
僕は、彼女を知っている。見覚えのある、懐かしい目。頬、唇。…だけど…
ガラスの向こうで僕と同じように目を見開いていた、ケイが呟く。
私・僕:(顔を見合わせ同時に)
「…ダメ(だ)、思い出せない…」
私:思い出そうとするほどに、私の記憶はどんどん薄れていくようだった。
目の前のケイを確かに知っているのに、何処で、いつ出会っているのか、どういう知り合いなのか、
思い出せない。それは、はまらないパズルピースみたいに、私を困惑させる。
見ると、ケイも途方に暮れているような顔をしていた。私達は、しばらく、見つめ合った。
職員B:やっぱり、少し混乱しているようだ。
職員A:もう少し様子を見ましょう。
私:私達の周りで、誰かが何か喋っている。向こう側のケイも、それが気になるようだった。
僕・私:(顔を見合わせて同時に)
「…あの、少し、2人にしてもらえませんか」
僕:それから僕とケイは、色々な話をした。
もちろん最初は大変だった。何せ、僕らには同時に喋り出す癖がある。